特に何も用事がないので、例の如く一杯行っておこうかという感じ。
で、なんとなく店を探していたら、三茶に新しい店ができてるじゃないか。
ちょっと調べた感じ、悪くなさそうだしここでいいじゃん!とあっさり決定。
近場に新しい店ができるのは歓迎です。
今朝は少し早めに起きるつもりだったがそれはかなわず。11時過ぎに起床。
天気がいいので家のことをパパッと片付ける。ザ・休日。
そんな感じで13時頃に家を出る。天気がよくやや汗ばむかと思いきや、日陰は既に秋の気温でございます。
えっちらおっちら歩いて三茶に向かう。っていうか、三茶またなんかイベントやってんなぁ…。
下北も今日はいつもにもまして色々イベントやってるみたいだし…この辺の商店街はイベント狂いだな。
別にいいんだけど、道路とかせっかくのホコ天が人で溢れて非常に歩きにくいのです。
多少苦戦しつつも店に到着。駅を越えて246の方に入り、そこから一本奥に入るところです。
上島珈琲のとこちょっと先。またはあのラーメン屋が色々ある通りに入ってすぐ左、でも着きます。
休日の13時半前。やや混んでいますね。割と小さな店。でも気にせず券売機で食券を。
歩いてきてさすがにやや汗ばんだし、つけ麺で!鶏白湯味玉つけ麺880円をポチり。
すると店内は満席だったらしく、少々お待ちくださいと店員。そこにある椅子に腰かける。
ちなみにつけ麺は中盛り300gまでは無料です。当然300gでお願いしました。
ほどなく店内に通される。狭い店だけど嫌な感じではない。L字型のカウンターはちょうど10席。
日曜のせいかカップル多し。厨房の中では3人の男性店員が蠢いています。
今日は天気もいいし、ラーメンとつけ麺の注文率は半々くらいであった。
7〜8分待って、着麺でござる。
うんうん、なかなか綺麗ですね。
麺は心の味製麺?とかそういうとこのらしいです。知らないですが、見た目はいい感じです。
スープはまさに鶏という感じ。でも思ったほど濃厚な色ではないようだ。
早速頂きます!スープの中には角切りのチャーシューがいくつかと、メンマ。
メンマは薄切りで、筍の姿がまだ残っているタイプ。でも食べてみると悪くない。
メンマと筍の間です。
そして早速麺へ。「先に何もつけずに麺だけ食べてみてください」っていうの最近よく見かけるよね。
言われた通り1本麺だけで食べてみました。はい、つけ麺の麺ですね。ツルツル系の中太ストレートか。
ではスープにつけて一口。
うん、鶏白湯だ。ダシと油感のバランスがかなりキレイ。こってりとあっさりの間を上手く通っている。
これは、なんていうか…すごく優等生って感じだ。
スープと麺の相性も非常にいい。なるほどね。しかも実はここ無化調らしいね。
この嫌味のない自然な味は、そのせいもあるのかもしれないな。
そんな感じでズルズルと麺をすする。鶏の油がいい感じに美味しい。
スープの中にあるチャーシューもなんだか噛みごたえが鶏っぽいけど、どうだろう。わかりません。
とにかくこちらも弾力とジューシーさがいいバランスです。
味玉を行ってみると、こちらも優等生。硬さ、黄身の半熟具合、味付け。どれもベター。
学級委員って感じだなぁ、このつけ麺は。
鶏白湯には胡椒が合う。という俺の中のセオリー。というわけでコショウを入れてみる。
確かに合うが、濃厚な鶏でない分そこまでマッチしないな。
ここはほかに一味、すりおろしにんにく、ゆず生姜?なるものがある。
ただ他には特に入れませんでした。
そんな感じでズルズルとすすり、完食。300gだけどちょっと食べ応えからすると少なく感じたかな。
全体的にすごく綺麗にまとまっていて、たいしたバランス感覚だと思った。
無化調のせいというのもあるのだろうか。ダシと鶏の油が綺麗に同居していて、こってりともあっさりとも行かずに絶妙なところを行っている。
特に鶏の油を、しつこくさせずにちょうどいい味にしてるのは大したものだと思った。
まさに優等生。そういうイメージ。多分誰でも好き嫌いなく食べられそうな味だと思う。
ただし、だからこそインパクトに欠けるという印象が強かった。
問題なく美味しい。誰でも食べられる。だけど、ガツンと来る何かは…なかったかも。
「これ美味い!」っていう感じではなかったかな。美味しいけどね。
ただこの優等生ぶりはなかなかないと思うので、興味がある方は是非お試しあれ。
つけ麺の勢力としては決して強くない三茶においては、十分やっていけるのではないかと思う。
時間も14時にせまり、客席もだんだんと空いてきた。
しかし道行く人はみんなこの店に興味を示している様子。
近くにいくつもラーメン屋があるし、臥龍という無化調鶏白湯の強者もある。
ちょっとした激戦区だよね。今後とも頑張って下さい。
スープ割ももらって飲んだけどなかなかだった。スープの油が美味しいよね。鶏の。
つけ麺好きだけど、濃厚な感じはちょっと…って人にはうってつけの店かもね。
そんな感じで店を出る。さっきまでの汗は嘘のように引いていた。
つけ麺ばかり食う時期もそろそろ終わりかな。これからはアツアツのラーメン!
二郎系も食いたいしなぁ。
この間の大つけ麺博のせいで、千里眼食いたくなっちゃってるし…。
ま、その辺はおいおい考えよう。
今週は日勤で、かなり普通の時間帯に働いて帰る感じだ。さて、平日に麺は食えるかしら。気分次第。
しかし三茶のこの辺に来るの久しぶりだな。この辺はあんまり変わらない。
すごく食い物屋が多い場所だよね。日曜だから人も多いし。
そんな中、俺は一人で足早に歩く。日曜に一人、家族連れやカップルを横目に歩く。
ああ、それもそろそろ終わりにしたいが…いい加減どうもこうもならん。
せっかくの幸せな食後も、既にその余韻も消え失せてしまっている。
あー、今週一回は絶対晩飯に大阪屋のたこ焼き食べよう。
夢も希望も目標も恋人もなく、俺にはやはり食うことしかないのか…。
食欲の 秋だからこそ 身に染みる
食べるばかりの 日々の寂しさ
クロペソ心の短歌…。
俺、泣かないよ!だって男だから!